コーポラティブハウスとは
簡単に言いますと完全自由設計のできる集合住宅です。
住民で組合を設立し、自分たちで土地購入から施工業者を選定し、入居後の管理も自分たちで行います。
全てを素人ばかりで行うことは大変困難ですから、プロジェクトを進めてくれるプロに委託し進めていくことになるのが一般的な方法です。
完成まで10回ほど全体のミーティングがありますので、お互いのコミュニケーションもできますし、入居後の管理もスムーズに行える利点があります。
設計段階は一戸ずつ建築士と打ち合わせを重ね、自分の生活スタイルや好みに合わせた自由設計になりますので、満足度の高いものになります。

コーポラティブハウス寿楽荘について
上記で説明した各戸の建築士として設計を担当した住戸のひとつです。
いろいろなアンティーク商品をお持ちで、それを生かした生活スタイルを望まれ、それに合わせたお家で空間づくりを考えました。
いろいろ部屋を区切るのではなく、大きな気持ちよい空間を家具などでコーナー造りとするスタイルになっています。アンティーク家具を生かすためあえてシンプルな空間に。
居室と呼べるものは2部屋だけ。寝室とLDK。
キッチンはオールステンレス。アンティークとは対照的な金属でアクセントになっています。壁のタイルも透明、シルバーetcクールなデザインモザイクタイルで。
天井のシーリングライトは、以前この地に住まわれていたオーナーの住宅にあったアンティーク商品を譲り受けました。照明周囲の飾りは石膏でできており、照明と一体化して解体していただきました。
本当にアンティークが大好きなご夫婦にふさわしい空間となりました。